大坂なおみ13度のブレーク危機耐えた「どうしてもセリーナと戦いたかったから」
「テニス・全米オープン」(6日、ニューヨーク)
女子シングルス準決勝が6日(日本時間7日)、米国ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアムで開催され、世界ランキング19位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、6-2、6-4で同14位のマディソン・キーズ(23)=米国=にストレート勝ち。日本女子史上初の四大大会決勝進出を決めた。準決勝第1試合でアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に6-3、6-0で圧勝したセリーナ・ウィリアムズ(米国)と決勝で対戦する。
過去の対戦では3戦全敗だったキーズに対してストレート勝ち。圧倒的な強さを見せた大坂だったが、この試合、ブレークポイントに13度追い込まれながらも、1度もブレークを許さなかった粘り強さが光った。
第2セット第2ゲームでは6度続いたブレークポイントをしのいでキープ。絶体絶命のピンチで最速186キロのサービスエースを奪うなど、13分に渡るゲームを落とさなかったことで、試合の流れを決定付けた。
試合後インタビューでブレークをしのげた理由を聞かれると「どうしてもセリーナとプレーしたかったから」と笑顔で答えた。「(日本女子初の決勝進出には)多くの意味がある。チームのみんなに感謝したい。試合を見てくれた皆さんもありがとう」と喜びをかみしめた。
初のグランドスラム制覇を懸け、四大大会通算23勝のあこがれのS・ウィリアムズと決勝で対戦する。