紀平梨花 今季はトリプルアクセル集中 4回転は回避「北京五輪で合わせたい」

練習を終え報道陣の取材に答える紀平梨花=関西大学たかつきアイスアリーナ(撮影・山口登)
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 フィギュアスケート女子の宮原知子(20)、白岩優奈(16)、紀平梨花(16)が7日、所属する関大のたかつきアイスアリーナで練習を公開した。

 シニア1年目の紀平は、オンドレイネペラ杯(19~22日、スロバキア)が今季初戦。フリーでは2本のトリプルアクセルを入れる予定で「安定して、武器になってきている」と手応え十分に語った。

 一方、練習中の4回転については回避の方向だ。特に4回転トーループはオフシーズンの練習で何度も成功していると言うが、「他のジャンプでミスが出ないように。トリプルアクセルまでを固めることが目標」と指導する浜田美栄コーチ。紀平も「(4回転は)もっと完璧になってから入れたい」と話した。

 とはいえ、高難度ジャンプを跳ぶ海外の選手は増えており「北京(五輪)で合わせたい」と紀平。2022年の大舞台を見つめながら、長い目で挑戦を進める。

 また浜田コーチは「今季は『言い訳をするな』と言っています」と課題を指摘。「どんな状況でもできる人はできる。うまい選手ではなく、強い選手が勝つので。強くなってほしい」と精神面の成長に期待した。

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