朝阪神は黒星発進 改名後3場所連続勝ち越せず部屋では“再改名”ムードも
「大相撲秋場所・2日目」(10日、両国国技館)
プロ野球の阪神タイガースファンであることからしこ名を春場所前に改名した西序ノ口4枚目の朝阪神(高砂)は、1番相撲で錣炎奨(錣山)に敗れて黒星発進となった。
立ち合い、自分の右に大きく変化してきた相手の動きについていけず、ばったりと土俵に倒れた。「あーくると思わなかったんで…」と悔しさをにじませた。
改名後、3場所連続3勝4敗で負け越しており、部屋では「そろそろ変えるか」と朝阪神からの“再改名”を促され始めているという。番付も序二段から序ノ口に落としてしまい、正念場を迎えている。
序ノ口を含め、幕下以下は1場所で7番相撲を取り、4勝で勝ち越しとなる。勝ち越したら部屋の打ち上げで歌うと決めていた「六甲おろし」も歌えずじまいでしこ名を変えるわけにはいかない。「気持ちの面ですね」と自らを奮い立たせ、巻き返しを誓った。