体操パワハラ問題第三者委 岩井委員長が朝日生命株主の会社の顧問弁護士を辞任
体操女子リオデジャネイロ五輪代表、宮川紗江(18)を巡る問題で、塚原光男副会長(70)、千恵子女子強化本部長(71)の宮川へのパワハラ問題を調査する第三者委員会の岩井重一委員長が10日、株式会社ブロードリンクの顧問弁護士を辞任した。同社は朝日生命が株主を務めており、塚原夫妻が運営する朝日生命体操クラブと利害関係があるのでは、という指摘が出ていた。
岩井委員長は7日に第三者委が設立された際に、疑惑について「一部報道で誤った内容があります。私が関係する顧問先、これはあくまで私が法律相談をするだけであって、まったくどこからか影響を受けることはまったくない」と、断固として否定。「私は弁護士として、しかも第三者委の独立した立場、これを十分認識している」と、話していた。
宮川側は第三者委のメンバーに疑義があるとして、この日、日本体操協会に第三者委の刷新を求める書類を提出した。