メドベージェワ&ザギトワ 新シーズンのフリー演技を披露「やるべきことは多い」
フィギュアスケートのロシア主力選手が9日、モスクワで今季のフリーの演技を一般公開し、女子で平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(16)がオペラ「カルメン」、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワがタンゴと新たな演目を披露した。
ザギトワが演じるカルメンは、コーチ陣が昨季用いるか検討したが、主人公のカルメンになりきる成熟さにまだ欠けると判断して見送った経緯があるという。
五輪女王となって迎える新シーズンに向け「難しいものになるのは分かっているが、私にはモチベーションがある」と強調。披露したフリーでは転倒し、ショートプログラム(SP)の「オペラ座の怪人」と比べても難しく「まだやるべきことは多い」と語った。
メドベージェワは11年間師事したロシアのエテリ・トゥトベリゼ・コーチの下を離れ、カナダのブライアン・オーサー・コーチの指導を受け始めたばかり。披露したフリーで転倒し「自分ができる15~20パーセントしか出せず不快。修正して秋の大会に行けるように」と前を見据えた。