稀勢の里、館内悲鳴…冷や汗3連勝 もの言いつくも軍配通り

豊山(左)を突き落としで下した稀勢の里=両国国技館(撮影・棚橋慶太)
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 「大相撲秋場所・3日目」(11日、両国国技館)

 8場所連続休場からの復活を期す横綱稀勢の里(田子ノ浦)は結びで豊山(時津風)を土俵際で突き落として初日から3連勝とした。

 相手の突きに下からあてがって右上手を引いたが、すぐに切れてしまった。左をねじ込もうとするも腰が高くなり土俵際まで押し込まれてしまう。館内に悲鳴が響く中で右から突き落とし。もの言いがついたが、軍配は変わらず白星をもぎとった。

 土俵際の突き落としは稀勢の里が得意とする技の一つだが、自らも土俵下に落ちてしまうギリギリのタイミングでの薄氷を踏む勝利だった。豊山は初日から3連敗となった。

 残る2横綱では、白鵬(宮城野)が魁聖(友綱)を下手投げ、鶴竜(井筒)は勢(伊勢ノ海)を突き落として、ともに3連勝とした。

 大関陣ではかど番の栃ノ心(春日野)が小結貴景勝(貴乃花)に引き落とされて痛恨の初黒星を喫した。高安(田子ノ浦)は千代大龍(九重)をはたき込んで3連勝。豪栄道(境川)は逸ノ城(湊)を押し出して1敗を守った。

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