フィギュアスケート女子で１８年世界選手権銀メダリストの樋口新葉（１７）＝開智日本橋学園高＝が１３日、都内のスケート場で新シーズンに向けた練習を公開した。今季フリーは「愛の賛歌」を予定していたが、８月の大会出場後に、曲の変更を決断。ビバルディ作曲の「四季」にした。「（愛の賛歌は）もっと大人になってから使いたい。すごく短期間で作ったので、難しいけど、試合で調整していけたら」。習得に取り組んでいるトリプルアクセルの投入についても、当面見送る方針を示した。

　今夏は親友の競泳女子、池江璃花子が大活躍。アジア大会では前人未到の６冠を達成し、ＭＶＰにも輝いた。「毎日朝起きたら、テレビで出ていて、毎日金メダル…。すごかった」と刺激を受けた様子。２０日開幕のオータムクラシック（カナダ、オークビル）で本格的なシーズンイン。「どれぐらい評価をもらえるか。課題が出ると思うけど、ＧＰシリーズに向けて、自信をつけられる試合にしたい」と意気込んだ。