御嶽海、大関とりへ“第一関門”突破 栃ノ心破り5連勝「大関に勝って自信に」

 「大相撲秋場所・5日目」(13日、両国国技館)

 大関とりへの第一関門突破だ。関脇御嶽海が5連勝と最高の形で序盤戦を終えた。今場所初の上位との対戦で、大関栃ノ心を寄り切り。低い立ち合いから素早く両差しに持ち込むと、外四つに持ち込まれたものの、相手が怪力を発揮する前に土俵の外へ追いやった。

 これまで3連敗中だった相手に完勝し、「一生懸命やりました。しっかりはじいて前に出ようと。大関に勝って、自信になります」と振り返った御嶽海。好内容での勝ちっ放しに「いい流れになってきていると思います。自分の相撲が取れれば白星はついてくる」と気持ちも上向きだ。

 25歳の関脇の快進撃には、八角理事長(元横綱北勝海)も「上に上がっていく勢いがある。怖いもの知らずというか」と目を細める。6日目の相手も大関の豪栄道だが、御嶽海は「今までやってきた人ばかりなので変わらずにやります」と平常心を強調した。ノルマの11勝へ一歩一歩近づいていく。

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