宇良「自分の相撲」探して試行錯誤も2勝目 じょじょにらしさを取り戻す

取組を終え、取材に応じる宇良=両国国技館(撮影・中田匡峻)
3枚

 「大相撲秋場所・6日目」(14日、両国国技館)

 昨年の秋場所で右膝を負傷し6場所連続休場から復帰した元幕内の人気業師、三段目の宇良(26)=木瀬=が天一=山響=を押し倒して2勝目(1敗)を挙げた。

 持ち味の低い踏み込みから相手の懐に入るとスピードで圧倒し転がした。宇良らしい早業が戻って来た。

 3日目の前戦は土俵際、詰めを謝り逆転負け。「前回の負けが反省としてあったので。今、自分の相撲は何なのか忘れている。まだちょっと試行錯誤の段階。膝の状態も見ながら経験として勉強したい。どれだけ体が付いてくるか」と、まだ本場所で動きを確かめる段階にいる

 奇手・居反りの使い手、アクロバット力士として関学大から角界入り。速さと土俵際の粘りなどが光り、スピード出世した。昨年名古屋場所では最高位東前頭4枚目まで番付を上げたが翌秋場所2日目、右膝靱帯(じんたい)を断裂し3日目から途中休場。その後、手術を受け5場所連続で全休した。今場所、三段目の東91枚目まで番付を落とした。

 久々の七番相撲。「新弟子の頃とは違う」と言いながらも、前戦の黒星から2日間も取組がないのは慣れない。「早く相撲を取りたい気持ちだった。負けてから2日空くのはモヤモヤする。(この日の勝ちで)少しでも気持ちが切り替えられて良かった」と、胸をなで下ろしていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス