体操・全日本シニア パンフレットに宮川紗江登場も…

 暴力、パワハラ問題に揺れる体操の全日本シニア選手権(15日開幕)の前日練習が14日、試合会場の北九州市立総合体育館で行われた。10月開幕の世界選手権(カタール、ドーハ)に向けた調整で出場する男子のエース、内村航平(29)=リンガーハット=、女子の世界選手権代表候補、杉原愛子(18)=朝日生命=らが汗を流した。大会パンフレットには、今回の騒動を受けて欠場となった宮川紗江(19)が世界選手権代表候補(すでに辞退)として紹介されていた。

 体操ニッポンで勃発した泥沼のゴタゴタは、一向に収束の気配は見えない。無期限の登録抹消処分を受けた速見佑斗元コーチから暴力を受けたリオデジャネイロ五輪代表の宮川紗江が、コーチの暴力を許容した一方で、日本協会の塚原光男副会長、千恵子女子強化本部長という夫妻からのパワハラを告発したことで、事態は一気に混沌。夫妻は騒動の裏に、体操界の権力闘争の存在を明かし、社会問題化している。

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