15年ラグビーW杯は日当2000円だった 畠山「誇りを取り戻すため、ハードワーク」

 19年ラグビーW杯日本大会オフィシャルスポンサーの三菱地所が東京・丸の内を中心にラグビーをテーマにした複合イベント「丸の内15丁目PROJECT」を開催。15日はラグビーから学ぶビジネススクール「Rug Biz Show」を丸ビルで行い、ダン・カーター(36)、日和佐篤(31)=ともに神戸製鋼、畠山健介(33)=サントリー=が講師役を務めた。

 W杯前回大会で南アフリカを破った試合をテーマにした畠山は「日当2千円だった」と明かしてまずは笑いを誘った。

 その上でエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC)から「日本のラグビーには歴史もあり、素晴らしい選手もいる。誇りを取り戻してほしい」というモチベーションを植え付けられていたことを明かす。

 その結果、勝てないと言われていた南アフリカに勝ち、世界を驚かせた。「お金のためではなく、別の目的のためにハードワークできた。日本のラグビーが新たな歴史を作り、誇りを取り戻す。その目的が果たせてうれしかった」と目的意識を持つことの重要性を説いた。

 南アフリカ戦は、3点差で迎えた後半ロスタイム。PGが決まれば同点という場面。ジョーンズHCのPGを選択しろという指示に反して、選手はスクラムを選択。逆転トライにつなげた。

 日和佐は「監督はキックを指示したが、リーチがスクラムという判断をした。全員がスクラムしか頭になかった」と勝ちにいくことで全員の思いが一致していたことを明かした。

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