桃田、奥原、フクヒロがV王手 日本勢最多タイ3種目で決勝進出
「バドミントン・ジャパン・オープン」(15日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)
各種目準決勝が行われ、日本勢は昨年に引き続き、過去最多タイとなる3種目で決勝に進んだ。
男子シングルスは、世界王者の桃田賢斗(24)=NTT東日本=が世界ランク1位のビクトル・アクセルセン(デンマーク)に2-0で完勝し、初優勝まであと1勝。世界ランク26位のタイ選手との決勝に向けて、「勝ちたい気持ちはあるけど、コートでの立ち居振る舞いだったり、1球への執着心だったり、勝ち負けよりも成長した姿を見てもらいたい」と抱負を述べた。
女子シングルスは、前年世界女王の奥原希望(23)=日本ユニシス=が、大堀彩(トナミ運輸)との日本人対決を2-0で制し、3年ぶり2度目の優勝に王手。決勝では今年の世界女王でリオ五輪金メダリストのカロリナ・マリン(スペイン)と対戦するが、「今持っている自分の力を出しきって、日本のお客さんの前でバドミントンの面白さを伝えたい」と力を込めた。
女子ダブルスは、世界ランク1位の福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)がインドネシアペアに2-0で快勝。世界ランク2位の中国ペアとの決戦に向けて「ホームゲームでもあるので2人で優勝したい」と声をそろえた。
日本勢が複数種目で優勝すれば大会史上初となる。今年は東京五輪でも使用される会場で開催されているが、金メダルラッシュが期待される2020年に向けて弾みをつけたいところだ。