大坂なおみ“横綱相撲”見せつける!…初観戦の大相撲から刺激受け
「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」(17日、アリーナ立川立飛)
テニスの全米オープンで四大大会シングルスの日本勢初制覇を果たした女子の世界ランク7位、大坂なおみ(20)=日清食品=が17日、優勝後、初の大会となる東レ・パンパシフィック・オープンの会場となる東京・アリーナ立川立飛で記者会見に臨んだ。15日には大相撲秋場所を観戦し、力士たちの“強さ”に刺激を受けた女王が“横綱相撲”を見せつける。第3シードの大坂の初戦となる2回戦は19日か20日に行われ、世界30位のドミニカ・チブルコバ(スロバキア)と対戦する。
世界を魅了する天真らんまんなニューヒロインは、初めて生観戦した日本の国技からも大きな刺激を受けていた。来日後の15日に家族とともに大相撲を観戦。「生で見たことはなかったので、いい経験になった。力士のフレキシブルで柔軟なところと、その強さにビックリした」と、迫力に目を丸くした。
大坂の感性を刺激したのは意外な力士だった。「印象に残ったのはアビ(阿炎)。素晴らしい取組を見せてくれた」。阿武咲をはたき込んだ24歳のホープを絶賛した。
全米女王となり、凱旋試合で期待されるのは“横綱相撲”だ。偉業から一週間、慌ただしい日々を送ったが「とてもワクワクしている。ジムに行ったり、いつもと同じような準備をしてきた」とキッパリ。「全米は特別な大会だったけど、この大会にも同じような思いがある。何年もプレーしているし、(16年に)一度決勝にいったこともある。楽しみたい」と、強い思いを口にした。
初戦は19日か20日。世界を制した圧倒的な強さを日本でも見せつける。