朝阪神2敗目、改名後初勝ち越しへ足踏み それでもまだ“貯金1”
「大相撲秋場所・10日目」(18日、両国国技館)
大阪出身でプロ野球の阪神タイガースファンであることからしこ名を春場所前に改名した西序ノ口4枚目の朝阪神(高砂)は、中石(二所ノ関)に押し出しで敗れて3勝2敗となった。
改名後初の勝ち越しへ足踏みとなった。朝阪神は立ち合いで遅れると、なすすべなく押し出された。「立ち合いが全てでしたね。何もできませんでした」とガックリ。1番相撲で敗れた後は3連勝と勢いづいていたが、「久しぶりにこんなに早く勝ち越しが懸かっていたので、むちゃくちゃ緊張して力が入っちゃいました」と肩を落とした。
改名後は3場所連続で3勝4敗とあと一歩勝ちきれず、序二段から序ノ口に落ちた。部屋からは再改名を勧める声も挙がっている。敗れはしたものの、まだ3勝2敗と“貯金1”はある。「残り2番は是が非でも勝って、何とか勝ち越しを決めたいです」と、改名後初の勝ち越しに向けて気合を入れ直した。