バドミントン・フジカキペアが引退発表 五輪で同競技日本初メダルのロンドン銀

 ロンドン五輪バドミントン女子ダブルスで銀メダルに輝き、日本選手として同競技で初のメダリストとなった藤井瑞希(30)と垣岩令佳(29)が19日、今シーズン限りでの引退を表明した。2人はフジカキペアとしてバドミントン界をけん引。12月から始まるリーグ戦を最後に現役を退く。

 藤井は引退発表のリリース文で「とても満足のいくバドミントン人生を送ることができました」「苦しい時期があっても頑張れたのは、支えてくれた家族・スタッフ、応援してくださった皆さんのおかげです」と感謝した。

 垣岩も「小学校6年の時の夢で、『オリンピック金メダル』と壇上で言ったことを今でも覚えています。その夢には届かなかったですが、高校で藤井瑞希という1人の先輩と出会い、その今までで一番影響を受けた大好きな先輩とオリンピックで楽しく試合ができたことを本当に嬉しく思います」とコメントした。

 垣岩は引退後は「再春館製薬所バドミントン部のコーチとして、私自身が教わってきた事、経験したことなどを後輩達に伝えていきたいと思っています」とコーチとなるとした。同部によると、あらためて引退を発表する機会をつくる計画があるという。

 藤井について、マネジメント担当者は、リリース文以外の発表事項は特にはないとしているが、現在行っている解説者としての仕事を含め、バドミントン以外のことにチャレンジする意欲も出ているといい、今後は本人と話し合いを重ねて考えていくとした。

 藤井と垣岩は青森山田高時代からペアを組み、06年の高校総体優勝を皮切りに、全日本総合準優勝、カナダオープン、ドイツオープン優勝、初の五輪となったロンドン五輪では銀メダルを獲得するなど、日本のバドミントンダブルスをけん引。ロンドン五輪後にペアを解散したが、藤井の故郷である熊本が地震に見舞われたことをきっかけに17年2月に再結成していた。

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