「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」（１９日、アリーナ立川立飛）　

　衝撃の５９分２６秒－。全米オープンで初優勝した大坂なおみ（２０）＝日清食品＝が、凱旋初戦となるシングルス２回戦で世界ランキング３０位のドミニカ・チブルコバ（スロバキア）を圧倒し、６－２、６－１のストレートで準々決勝に進出した。満員の観客から感嘆のため息が漏れる快勝にも、大坂は「８０％」と涼しい顔。「自分の上限がまだ分かっていないから、今日が１００％とは言えない」と衝撃の“大坂節”まで飛び出した。大坂との一問一答は次の通り。

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　－試合を振り返って。

　「とてもいい試合ができた。東京での最初の試合なので特別な試合と思っていた。良い形で終えられてよかった」

　－１０本もサービスエースを奪った。

　「間違いなくサーブはうまく機能してくれた。実際、ちょっと不利な展開になりそうなときも、サービスエースが救ってくれた。うまくできたんじゃないかなと思う」

　－全米オープンで優勝したという変化をどう受け止めているか。

　「私はインディアンウェルズ（今年３月のＢＮＰパリバ・オープン）で優勝して、気持ちの面で少し経験ができた。あの勝利が少し助けてくれている。全米オープンというのは大きなスケールで比べものにはならないが、少し助かった。その後の大会が東京というのも私にとっては助けになっている。すぐにこちらで戦おうと切り替えさせてくれたし、いい形でここに来られた。オフになったらどう感じるかは分からないが、今は集中できているので頑張りたい」