選手の理解は困難とJADA専務 反ドーピング、ロシア処分解除に

 ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の浅川伸専務理事は21日、世界反ドーピング機関(WADA)がロシア側から検査データを提供される前に、同国反ドーピング機関(RUSADA)の処分を解除したことについて「アスリートから理解を得ることは難しいのではないかと感じている」との見解を示した。

 WADAは資格回復の条件の一つだった検査データ提供についてロシア側から確約を得たとし、期限を年末に設定。ただ実現はこれからで、問題の全容解明に完全に道筋がついたとは言えない状況だ。国際スポーツ界では処分解除に批判の声も出ている。

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