樋口新葉、調整うまくいかず4位発進
「フィギュアスケート・オータム・クラシック」(21日、オークビル)
開幕し、女子ショートプログラム(SP)で世界選手権銀メダルの樋口新葉(17)=東京・開智日本橋学園高=は57・54点で4位と出遅れた。トップは平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)で70・98点。松田悠良(中京大)は47・75点で12位だった。金メダルを獲得した平昌五輪以来の実戦に臨む羽生結弦(23)=ANA=は21日の男子SPに登場する。
19日に右ふくらはぎをつり、違和感を抱えていた樋口は「ジャンプで無理やり(体を)締める感じになってしまって、調整がうまくいかなかった」。三つのジャンプのうち成功は2回転半のみ。後半に入れた3回転フリップは踏み切り違反を取られ、さらに2回転の扱いとなり、4位発進にとどまった。今季最初の国際大会で試練が訪れ「まだ初戦。今回見つかった課題をグランプリ・シリーズや全日本選手権までに改善していけたらいい」と努めて前を向いた。