大鵬孫、納谷が初負け越し 朝青龍おい豊昇龍に敗れ幕下から三段目に転落へ
「大相撲秋場所・13日目」(21日、両国国技館)
“昭和の大横綱”大鵬(故人)の孫で元関脇貴闘力の三男、幕下60枚目の納谷(18)=大嶽=が元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(19)=立浪=に首投げで敗れ4敗目(3勝)を喫し、角界入り後初めて負け越した。九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)で三段目に落ちることが確実となった。
ともに3勝3敗で幕下生き残りをかけて激突した。立ち合いは押し込んだ納谷だったが、豪快に投げ捨てられ転がった。「上半身だけで攻めたかなと思う」と悔やんだ。
高校時代からのライバルで、プロ入り後は2戦2勝だった。大横綱のDNA対決で初黒星。新幕下での7番を「勝たないといけないところで負けた。もっと力を出せた」と振り返り、ショックをあらわにした。
試練を乗り越えるしかない。「ちゃんと自分で受け止めて、こういうこと(負け越し)がないようにいきたい」と、反撃を誓った。