羽生が今季初戦でV 4回転サルコー転倒、4回転トーループでミスも
「フィギュアスケート・オータム・クラシック」(22日、オークビル)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23)=ANA=が、フリー2位の165・91点、合計263・65点で優勝した。平昌五輪以来約7カ月ぶりの実戦で貫禄を示した。
フリーは憧れのエフゲニー・プルシェンコ氏の代表曲「ニジンスキーに捧ぐ」をアレンジした「Origin」。当時のプルシェンコ氏と同じく、衣装は黒が基調だ。前髪を上げて臨んだ。
冒頭の4回転ループ、続く4回転トーループを、大きく加点される出来栄えで成功。しかし、中盤の4回転サルコーで軸が傾き転倒すると、直後の4回転トーループは2回転になった。演技後は顔をしかめて叫び、悔しさをあらわにした羽生。大きく肩で息をした。
「自分がスケートに没頭した始まり、自分がこれから挑戦したいアクセル、スケートを楽しむこと自体を感じながら滑りたい」と話し、臨んだ初戦。ミスはあったが、その闘志に再び火がともったようだ。