39歳安美錦 千秋楽は不戦勝 7勝8敗で秋場所終える 進退は「分からない」
「大相撲秋場所・千秋楽」(23日、両国国技館)
元関脇で西十両筆頭の安美錦(39)=伊勢ケ浜=は幕内千代丸(九重)が休場したため、不戦勝で7勝目(8敗)となり、今場所を終えた。「普通にやりたかった。とりあえず場所が終わった。ケガがあったけど乗り越えられた」と安ど。
夏場所は再入幕したが古傷の右膝を悪化させた影響もあり4勝11敗と負け越し。先場所、十両で仕切り直した。10月3日に40歳を迎える。30歳代最後の今場所、勝ち越せば来場所、40歳で再入幕の可能性があったが、あと一歩届かなかった。
中日まで5勝3敗と好調だったが、後半に失速。「いいのか悪いのか分からないけど結果がすべて。負け越したのはダメだった」と、悔やんだ。
来場所へ向け「どうかな、分からない。ちょっといろいろ考えたい」と進退に関し熟考することを示唆。今場所は取り切ったか、と問われると「それで結果ダメだった。受け止めていろいろ考えたい」と、繰り返した。