田代が銀 延長負けも手応え「もっと強くなれる」
「柔道・世界選手権」(23日、バクー)
女子63キロ級で2014年、15年大会銅メダルでリオデジャネイロ五輪代表の田代未来(24)=コマツ=は決勝で昨年女王のクラリス・アグベニェヌ(フランス)に延長の末、一本負けで銀メダル。
田代は過去2度も3位に甘んじた世界選手権で、頂点まであと一歩だった。3位決定戦に敗れたリオ五輪後に左手首を手術し、昨年に復帰。「戻ってこられて幸せ」との思いで闘ったが、決勝で昨年世界一のアグベニェヌに敗れた。「手応えをすごく感じたが、負けは負け。もっともっと自分は強くなれる」。繊細な性格で、大きな大会前には「自信がない」と泣きだす光景がよく見られた24歳は、力強く前を見据えた。