３シーズン目の開幕を迎えるバスケットボール男子のプロリーグ・Ｂリーグの開幕前会見が２４日、都内で行われた。今季は平日の試合を３倍増するなどし、新たなファン層の開拓を目指す。大河チェアマンは「選手、スタッフ一同、一丸となって今まで以上のシーズンを」と、意気込んだ。

　王座奪還を狙う初代王者・栃木の田臥勇太（３７）は、「どんどん進化して、成長していけるリーグにしたい」とうなずいた。今季の意気込みを示す１字に「掴」を選び「毎試合勝利をつかみにいき、みんなで優勝をつかみ取りたい」と、力を込めた。

　Ｗ杯アジア予選を戦う日本代表は、八村塁、渡辺雄太という米国で活躍する若手選手の活躍で、４連勝中と好調。来年のＷ杯、２年後の東京五輪に向けて勢いづいている。第一人者のベテラン・田臥は「うれしいですよね。若い選手が頑張って、世界に挑んでいる。自分も一緒になって日本のバスケットを盛り上げたい」と若手の活躍に刺激を受けつつ、「プレーヤーである以上、目標として持ち続けている。五輪も、その先も」と、“返り咲き”にも意欲を見せた。