極芯道が新十両に昇進 「辛い事あったけどやっと親孝行できる」

 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き新十両に極芯道(22)=錦戸=と友風(23=尾車部屋)が昇進した。極芯道は東幕下5枚目だった秋場所で7戦全勝の幕下優勝を果たし、昇進を“内定”させていた。

 この日、師匠の錦戸親方(元関脇水戸泉)と並び、両国国技館で会見。「優勝を決めた時やっと上がるという気持ちだった。いっぱいつらいことがあったけどやっと親孝行できる」とかみしめた。

 昇進が決まるとすぐに親に連絡。「やっと上がった。親孝行できるよ」と伝えると「どんどん勝っていい相撲取ってくれたらいい」と、励まされた。

 7月の名古屋場所は七番相撲の最後に負け越し、昇進を逃した。「悔しかったので番付を上げて十両を狙おうと。しっかり稽古できたので自信があった」と原動力になった。

 持ち味はアゴを引き、両手を伸ばし相手を食い止めて、1分を超える持久戦に引きずり込むこと。「右足と左足が交互に出ないからよくはたかれていた。じっくり攻めればいいと思った」と徐々に相撲が長くなった。

 スタミナ勝負のため「15日間相撲を取るとなると毎日はしんどい。早く勝負を決めたい」と十両での改善点に挙げた。

 錦戸親方は「僕の番付、それ以上になってほしい」と関脇以上の出世を期待した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス