ドーピング、ケニア違反構造なし WADAなど調査
【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は27日、陸上中長距離を中心にドーピング違反が相次ぐケニア選手に関する報告を発表し、国ぐるみの問題が発覚したロシアとは対照的に組織的な薬物違反の構造はないと結論付けた。
ケニア反ドーピング機関と国際陸連が設置した独立監視部門「インテグリティー・ユニット」が協力した調査によると、2004年から18年8月1日までのドーピング検査に陽性反応を示した選手が138人で、検出物質は筋肉増強作用のあるナンドロロンが全体の35%で圧倒的だった。
今回の会議には、調査した反ドーピング関係者が初めて一堂に会した。