白鵬、貴乃花親方の退職に驚き…「エッ?」「もっと指導してほしかった」
モンゴルへ帰国していた大相撲の横綱白鵬(33)=宮城野=が29日、成田着のモンゴル航空機で再来日した。帰国したのは24日。その翌日の25日に貴乃花親方(元横綱)が日本相撲協会に退職を届け出た。このニュースはすでにモンゴルで聞いていたが、その瞬間は「ちょっと、エッ?て感じ」とにわかに信じられなかったという。
まだ衝撃の余韻が残っているのか、空港での受け答えでも「やっぱり、先輩横綱でしたからねえ…」と言葉に詰まっていた。
自身が横綱へ駆け上がるころに憧れた「平成の大横綱」。昨年に起こった元横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件では、その場にいたことで処分を受けたが「ほんとに、いろいろ指導してもらった。もっと指導してほしかった」と思い出をかみしめた。
モンゴルには久しぶりの帰国だったため、「ゆっくりはできなかった」と言うが、4月に亡くなった父・ムンフバトさんへは「やっといい報告ができました」と昨年九州場所以来、5場所ぶりの優勝を報告してきた。
白鵬と同じ便で元横綱朝青龍のダグワドルジ氏も来日。30日に行われる日馬富士の断髪式に出席する。