「バレーボール女子・世界選手権・１次リーグ、日本－オランダ」（３０日、横浜アリーナ）

　台風２４号が接近する中、試合は行われた。１次リーグＡ組６カ国のうち世界ランク６位でトップの日本と、日本に次ぐ８位のオランダとの注目の一戦。日本は２５－２７で第１セットを失った。

　日本のサーブで始まった第１セットは、チーム最年長・荒木が相手の最初のスパイクをブロック。２２歳の古賀、２０歳黒後の若手コンビを中心に一時６点のリードを奪ったが、終盤に３連続得点を許すなど猛追を受けた。最後は相手のサーブがコートギリギリに決まり、２５－２７で第１セットを奪われた。

　日本戦が行われた横浜大会は、払い戻し等の対応は当初行わないとしていたが、ＪＲと新幹線が順次運休を決定したため、それに伴って１４時半頃にようやく払い戻しの判断をした。

　既に入場を済ませた人の返金はしないが、対処の公示が試合開始よりも遅れたため、横浜会場で行われる第１次リーグ（１０月１日、３日、４日）のいずれか１日のみ、自由席での観戦が可能となる。３０日のチケットの半券を持っていることが条件という。

　試合前夜２９日の段階で、神戸大会と浜松大会での措置は決まっていたが、これについて日本バレーボール協会の八田茂専務理事は「その時点では首都圏のＪＲが２０時に止まるとは読んでいなかった。読みの甘さもある。正直、申し訳ない」と説明。「大会の開催についても協議は行ったが、世界各地の放映権等の問題もあるためＦＩＶＢ（国際バレーボール連盟）はやりたいと。その判断に沿う形になった」と話した。会場は４割ほどが埋まった状態となっている。