バレー中田監督涙目「非常に悔しい思いでいっぱい」日本フルセットの惜敗…
「バレーボール女子・世界選手権・1次リーグ、日本2-3オランダ」(30日、横浜アリーナ)
台風24号が接近する中で行われた試合で、世界ランキング6位の日本は2時間54分にも及ぶフルセット(25-27、25-16、26-28、25-19、13-15)の末、世界ランク8位のオランダに敗れた。
オランダとは今年5月のネーションズリーグで対戦し、0-3のストレート負け。世界ランクは日本が上だが、ここ10戦は4勝6敗と負け越しており、平均身長は日本を10センチ以上上回る187センチ。世界屈指の高さを誇る強豪相手に意地を見せた。
それでも試合後、中田久美監督(53)は「非常に悔しい思いでいっぱい」とうっすらと目を赤く染めてつぶやいた。第1セットは序盤で6点のリードを奪いながら、逆転を許す展開。第3セットもシーソーゲームを落とした。最終第5セットも9-9までは互角だったが、その後連続失点。最終盤に黒後のサービスエースで追い上げるも、及ばなかった。
選手も「ミスで相手に点をやることが多かった」(古賀)、「自分たちのミスで相手が乗って、もったいない落とし方をした」(新鍋)などと、無念さを隠せず。両軍最多25得点をマークした最年少の黒後は「最後の1点2点、取り切れない場面があったので、すごく悔しい」と肩を落とした。
1次リーグは残り3戦。「課題もたくさんあったが、非常に私たちにとってプラスになる試合」と中田監督。「まだまだこれから試合は続く。切り替える部分は切り替えて、明日からに臨みたい」と懸命に前を向いた。