錦織圭“盟友”杉田を全力で倒す ツアーファイナル出場へ エースの力を見せる
「テニス・楽天ジャパンオープン」(1日開幕、武蔵野の森スポーツプラザ)
テニスの全米オープンで4強入りした世界ランク12位の錦織圭(日清食品)が30日、第3シードで臨む楽天ジャパン・オープンの初戦(1日)を前に、会場の調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで会見した。
メインコートの第3試合に組み込まれた1回戦は、同100位の杉田祐一(三菱電機)との日本人対決。これまでツアーでの対戦はない。ジュニア時代以来の日本人ライバル対決を制し、4年ぶり3度目の優勝へ弾みをつける。
いつか来るとは思っていた。ただ、まさか…。プロ初対戦に「いい仲間であり、ライバル。いつか当たると思っていたけど…。日本でなくてもよかった」と苦笑いを浮かべた。
目下の目標、年間成績上位8人が出場できるATPツアー・ファイナル(11月・ロンドン)に突き進む中、全力で勝ちにいく。小学生時の杉田との対戦の話題に「正直、覚えてなかったけど、彼から言われて気付いた。僕があっさり勝ったらしいですね」と笑った錦織。今回もエースの貫禄を見せつけ、力強くV3へ発進する。