中田ジャパン フルセットの熱戦もオランダに屈す“エース候補”古賀の奮闘も及ばず

 中田久美監督
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 「バレーボール女子・世界選手権・1次リーグ、日本2-3オランダ」(30日、横浜アリーナ)

 1次リーグA組で世界ランク6位の日本は同8位で16年リオデジャネイロ五輪4位のオランダに2-3で競り負け、1勝1敗となった。第1セット、日本は25-27で落としたが、第2セットは25-16と奪い返した。第3セットを落とした後、第4セットは25-19で取ったものの、第5セットは13-15で失った。大会は24チームが参加し、4組に分かれて1次リーグを戦い、各組上位4チームが2次リーグに進む。

 暴風雨の中で訪れた観客に、勝利を届けることはできなかった。初戦でチーム最多得点をマークした古賀紗理那(NEC)が「勝負になる」と話していた、1次リーグ同組最強のオランダ戦。フルセットの末に屈し「悔しい思いでいっぱい」と中田監督。あと一歩で敗れた。

 第1セットを失い、是が非でも奪いたかった第2セット。取り合う展開が続いた中盤で流れを引き寄せたのが古賀だった。12-9から4連続得点。リードを広げ、流れを引き寄せた。

 その後も勝負どころでトスが上がるのが古賀。勝利にはつながらなかったが「後半(得点力が)落ちるのが一番ダメ」と誓っていた“エース候補”が、1試合を通して意地を見せた。「あと3戦、ストレートで勝ちきることが次につながる」と古賀。負けを引きずるつもりはない。

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