貴乃花親方“タレント性”に期待と疑問 争奪戦ある?ない?

 日本相撲協会は1日、貴乃花親方(46)=本名花田光司、元横綱=が退職すると発表した。この日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花部屋の力士ら全10人の千賀ノ浦部屋移籍を承認し、貴乃花部屋は消滅。貴乃花親方の退職届も受理された。

 角界を去る「平成の大横綱」に対し、芸能界や出版界には、そのタレント性に熱い視線を注ぐ向きもある。その一方で「争奪戦は起こらない」とする冷静な見方も多い。

 「知名度、話題性とも抜群。ゼロからタレントをつくるのとは大違い」と語るのは、大手芸能事務所の関係者だ。近年、スポーツ界の元有名選手が芸能事務所に所属するケースが増加。現役時代のストイックなイメージとは違う、意外な一面を見せ、バラエティー番組で活躍している。

 しかし、あるテレビディレクターは「貴乃花親方は相撲以外の“特色”がない」と、タレントとしての将来性に首をかしげる。大手出版社の編集者も「貴乃花親方が本を出しても売れるとは思えない」と懐疑的。別の出版編集者は「スポーツの場合、書き手として魅力的なのは活躍中の現役選手」とし「大手で争奪戦が繰り広げられることは、ないと思う」との考えを示した。

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