東京五輪で水中スクリーン採用 お台場、大腸菌の流入抑制を確認
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は5日、トライアスロンなどの競技会場となるお台場海浜公園で7~8月に行った水質改善の実証実験で、3重に設けたポリエステル製の水中スクリーンに大腸菌などの流入を抑制する効果が確認できたとして、大会本番では同様の方式を軸に採用する方針を明らかにした。囲われた内側の水域は、調査した22日間で国際競技連盟(IF)が定める基準値を常に下回った。
一方、スクリーン内は水が滞留するため、水温がたびたびIFの基準を超えた。組織委と都は一時的な開閉や、水をかき混ぜるなどして水温を下げる方策を検討する。