F1日本GP開幕 ハミルトンが2回とも最高タイム ホンダ勢は最高10位
「F1日本GP・フリー走行」(5日、鈴鹿サーキット)
開幕してフリー走行が行われ、トロロッソ・ホンダ勢はブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)が2回目に10位に入ったのが最高だった。1回目は17位。ピエール・ガスリー(フランス)は1回目で11位、2回目は13位。最速タイムは1、2回目ともに総合優勝争いで独走しているメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)がマークした。6日に予選、7日に決勝が行われる。
トロロッソ・ホンダ勢はホンダのホームコースで、4戦ぶりのポイント(10位以内)を目指す。
チームは前戦のロシアGPで2台ともリタイアするなど、このところ成績が振るわない。性能を向上させたパワーユニット(PU)で上位進出を目指す今回、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクター(TD)は「改善は確認した。まだ煮詰めるところはあるが悪くはない」と前向き。ドライバーたちもハートレーが「大きなステップ」と手応えを口にすれば、ピエール・ガスリー(フランス)も「いいデータが取れた」と話した。
鈴鹿は時速300キロ以上で争うところもあれば、中速で制御する部分もあるなどPUの性能が試される屈指の難コース。ポイント獲得に向けては予選から好タイムを出すことが求められ、田辺TDは「簡単ではないが(10位以内を)狙っていきたい」と意気込んだ。