錦織圭 貫禄の4強!20歳新鋭に完勝「強気のプレーいけた」ツアーVへ手応え十分

錦織圭
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 「男子テニス・楽天ジャパンオープン」(5日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 シングルス準々決勝で第3シードの錦織圭(28)=日清食品=は第5シードのステファノス・シチパス(ギリシャ)を6-3、6-3で下し、3年ぶりのベスト4に進んだ。ダブルス準決勝ではマクラクラン勉、ヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)組がロビン・ハーセ、マトベ・ミデルクープ組(オランダ)を6-1、6-4で破り、決勝へ進んだ。マクラクランは2年連続の決勝進出。

 錦織は20歳の新鋭シチパスに完勝し、3年ぶりのベスト4進出を決めた。金曜日の夜に集まった多くのファンから喝采を浴び、「こんなにたくさん。(会場が)ほぼ満員でプレーヤーとして幸せ」。週末はさらにテニスファンで膨れあがることが予想されるだけに、「なるべく最後の日まで残っていられるように、あしたも頑張る」。思わず決勝進出宣言が飛び出すほど、好調ぶりは明白だった。

 初対戦となった有望株の挑戦をどっしりと受け止めて貫禄を見せつけた。鋭いストロークでコーナーをつき、相手の持ち味を封じた。第1セットは第5ゲームをブレークすると、直後にブレークバックを許したが、すぐに第7ゲーム、第9ゲームもブレークして先取。第2セットも3ゲーム続けて連取すると、そのまま崩れることなく勝ち切った。

 「最初から最後まで(ラケットを)振り切ったいい試合ができた。最後まで強気のプレーでいけた」と自賛。「リターンゲームがすごくよかったので、サービスゲームもリラックスして余裕を持って戦えた。最初からかなり感覚は良かった。いいテニスができた」と口角を上げた。

 これで初戦から3試合連続ストレート勝ちと勢いにも乗る。「次も強敵だけど、(ここまで)いい感じてきているので自信を持っていきたい」。控えめながらも、16年2月のメンフィス・オープン以来となる久々のツアー優勝に向けた手応えは十分だ。

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