国際体操連盟、通報窓口開設へ 渡辺会長、パワハラなどに対策

 【ブエノスアイレス共同】国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長は5日、国際オリンピック委員会(IOC)がブエノスアイレスで開いたフォーラムの討論会で講演し、各国で相次ぐ指導者の暴力やパワハラ、セクハラ被害の再発防止策としてFIGから独立した通報窓口を来年1月に開設する計画を発表した。基金設立にFIGが約2億円を拠出する計画。

 全世界の体操選手が利用可能で、通報を受け当該国の警察や弁護士に事実確認を依頼。刑事、民事判断が確定した上で処分を下す。同会長は「社会常識にスポーツ界が合わせていく必要がある。初の試みを世界のスポーツ界のロールモデルにしたい」と述べた。

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