織田信成がまさかの“羽生超え” フィギュアプロアマ混成対抗戦
プロアマ混成のフィギュアスケート・日本、欧州、北米チーム対抗戦「ジャパン・オープン」が6日、さいたまスーパーアリーナで行われ、チーム日本の先陣を切った男子の織田信成(31)が、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、フリー176・95点の高得点を出し、羽生結弦(ANA)が先月のオータムクラシックで出した165・91点を上回った。
ISU公認大会での今季最高はコリャダ(ロシア)の177・55点。男子最終滑走の平昌五輪男子銀メダリスト、宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は186・69点で、織田は今季世界3位、宇野は世界1位に該当する。
織田は冒頭の4回転トーループ-3回転トーループを完璧に決めると、その後もトリプルアクセルや手を上げて加点がつく3回転ルッツなど次々と高得点ジャンプに成功。最後は西城秀樹の「Y・M・C・A」に合わせておなじみのポーズを繰り返し、ノーミスの演技でファンのスタンディングオベーションを浴びた。
5年前に現役を引退した織田は、同大会で2年前にフリーの自己ベストを更新。昨年は4年ぶりに4回転ジャンプを2本決めるなど、文字通り現役さながらの演技を見せてきた。