大坂は準決敗退 体調整わず…格下セバストワに0-2完敗
「テニス・中国オープン」(6日、北京)
全米オープン覇者で世界ランク6位の第8シード、大坂なおみ(20)=日清食品=は、女子シングルス準決勝で同20位のアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)に4-6、4-6で敗れて決勝に進めなかった。
大坂は精彩を欠いた。体調が万全でなかったといい、腰のマッサージを受ける場面も。格下のセバストワに終始、主導権を握られた。
正確なサーブに押されてたびたびリターンミス。サービスエースは相手の9本に対して3本にとどまった。エースを決めた直後のダブルフォールトなど安定せず、ラリーでも、スライスを織り交ぜての前後の揺さぶりに対応し切れなかった。
肌寒さを感じたのか、第2セットの途中から重ね着をしてプレー。その後メディカルタイムアウトを取り、コート脇で腰のマッサージを受けた。直後のゲームはブレークしたものの、すぐにブレークバックを許した。
「大会の最初から少し痛かったので、ここまでやってこられて良かった」。持ち味を出し切ることなく、決勝を前に敗れた。