本田太一は4位発進 妹・真凜との米国生活「あっという間に過ぎている」
「フィギュアスケート・近畿選手権」(7日、尼崎スポーツの森)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、本田真凜、女優の望結らの兄・太一(関大)は63・67点で4位発進となった。首位は77・28点の高橋大輔(32)=関大KFSC。昨季世界選手権5位の友野一希(20)=同大=は70・94点で3位だった。
太一は、冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループを着氷。しかし中盤のスピンで得点が0になるミスもあり、演技後の表情はさえなかった。「スピンでミスがあった。ジャンプも質は悪くなかったが、(冒頭は)4回転を挑戦していくべきところ。点数をつけられる状態ではまだない」ときっぱり話した。
高橋の復帰戦とあり、特に男子の試合へは大きな声援が送られた。「全日本に近い歓声を頂いた。この緊張感の中で滑れるのは、高まり方が違う感じ」と太一。
妹の真凜とともに米国へ練習拠点を移して約半年。「あっという間に過ぎている」と振り返り「練習への取り組み方やオフアイスのトレーニングなど、全てが違う。自分の人生においても大きな経験になるので、感謝して練習したい」と話した。