中田ジャパン、難敵ドミニカに競り勝つ 総力戦の勝利!石井の強打でリズム引き戻す
「バレーボール女子・世界選手権・2次リーグ、日本3-2ドミニカ共和国」(7日、名古屋市ガイシプラザ)
2次リーグが始まり、E組で世界ランク6位の日本は9位のドミニカ共和国に3-2で競り勝ち、1次リーグの成績が持ち越されるため5勝1敗となった。ドミニカ共和国は3勝3敗。E組はセルビアがメキシコを、オランダがプエルトリコを3-0で下してともに6戦全勝。ドイツがブラジルを破り、ともに4勝2敗となった。16チームが2組に分かれる2次リーグは、各組3位までが3次リーグに進む。
ドミニカ共和国とは、日本が中田監督体制になってから互角の戦いを続けてきた。「そう簡単に勝てる相手ではない」と監督が警戒した難敵に対し、フルセットの熱戦を制した。
第2セットまでは快調だった。奥村らのブロックが堅固で、古賀や黒後のアタックで点を重ねた。徐々にサーブレシーブが乱れてリズムを失い、第3、4セットを続けて落とした嫌な流れを石井や長岡が断ち切った。長岡がライトからスパイクを決め、石井は前衛からも後衛からも強打を放ってリズムを引き戻した。総力戦の勝利だった。
強豪ぞろいの2次リーグは突破に向けて日本の最大のライバルになると思われたブラジルが敗れるなど、戦いは激しい。勝ち点3は獲得できなかった日本だが、難敵を退けたことで波に乗りたい。