競泳女子でアジア大会６冠の池江璃花子（１８）＝ルネサンス＝が８日、都内で行われたスポーツイベントで水泳教室に参加し、抽選で選ばれた小学生５０人に泳ぎ方を指南した。

　バタフライ担当の池江は、腕の動かし方やドルフィンキックを生実演し「胸は動かさずに、胸から下を動かすイメージで」とアドバイス。すると、子供たちがすぐに再現してみせたため、「みんな吸収が早い」と目を丸くした。

　小学生からは「アジア大会でたくさんメダルを獲った気持ちを教えて」と遠慮なしの“ド直球”な質問をされたといい、「すごいことを聞いてくるなと思ったけど、大会を見て学んでくれているのはうれしい」とトップスイマー冥利（みょうり）に尽きる様子。

　向上心ギラギラの子供とのふれあいの中で「元気をもらった」と話し、「私もシーズンが始まって１週間だけど、来年の目標も定まっている。冬場にどれだけ練習できるかなので、来年のパワーにしたい」と気持ちを新たにしていた。