本田真凜の妹・紗来、100点超えでノービスA優勝「ノーミスの演技うれしい」
「フィギュアスケート・近畿選手権」(8日、尼崎スポーツの森)
ノービスA女子が行われ、16年世界ジュニア女王の本田真凜、女優との二刀流を目指す望結の末妹、本田紗来(11)=京都醍醐ク=が100・74点で優勝した。
圧巻はその演技内容。冒頭で3回転ルッツ-3回転トーループという、シニア選手にとっても高難度の連続ジャンプを加点のつく出来栄えで成功。直後のダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプも軽やかに決めた。
演技中盤の3回転ルッツと、終盤の3回転フリップで回転不足などの判定を受けたが、半回転多いアクセルをのぞく5種類(トーループ、サルコー、ループ、フリップ、ルッツ)の3回転に挑戦。大きなミスなく演じきると、最後はかわいらしいポーズを決めてフィニッシュし、会場を沸かせた。
「ノーミスの演技ができたのは一番うれしいし、トリプルルッツ-トリプルトーループが降りれたのがすごくうれしいです」とにっこり。自己採点は「98点」。目標は「真凜お姉ちゃんにライバルと言ってもらえる選手になりたいし、世界で戦える選手になりたい」と話した。
この日選んだ淡いピンクの衣装は、首元にファーがついており、特徴的。かわいらしいデザインで「ピンクが好き」とお気に入りの一着だが「結構暑いです」と、演技後は結んだ髪をかき上げていた。