東京五輪ボート開始前倒しも 暑さ対策、IOCなど要望

 2020年東京五輪のボートで、国際オリンピック委員会(IOC)と国際ボート連盟が会場となる海の森水上競技場の暑さと湿度などを懸念し、大会組織委員会に競技時間の前倒しを要望したことが9日、大会関係者の話で分かった。選手らの負担を軽減することが狙い。現在の午前9時か9時半としている開始時間を、各日とも8時半に早めることを求めているという。

 IOCは7月に各競技の開始時間を含む日程を決定。陸上のマラソンや競歩、トライアスロンなどは招致段階の計画からスタート時間を前倒しした。だが、今夏の猛暑を受け、さらなる対策の必要性を指摘する声が上がっている。

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