白鵬、右膝手術へ 九州場所に不安も「やれることをやっていくしかない」
大相撲の横綱白鵬(33)が右膝の骨片を摘出する内視鏡手術を受けることが13日、決まった。18日に都内の病院で実施し、数日で退院する見込み。残りの秋巡業は休場する予定で、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)に向けて不安な状況になった。
白鵬は足を引きずって歩くなど状態が悪化し、12日に巡業を離脱していた。13日に都内の病院で検査を受け、骨片が膝の腱(けん)や靱帯(じんたい)に当たることで痛みが生じ、炎症も起きやすいと判断された。
9月の秋場所で5場所ぶり41度目の優勝を全勝で果たしたが、白鵬は「ずっと痛かった。9月の優勝は奇跡のようだった。巡業でも土俵入りで心が折れそうだった」と説明。投薬治療では改善に限度があり、手術に踏み切ることにした。
四股を踏めるようになるのは、10月末ごろの見通し。「やれることをやっていくしかない」と、自らに言い聞かせるように話した。