神鋼決勝T進出 復帰のカーター、GK7本全て成功
「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼66-37豊田自動織機」(13日、キンチョウスタジアム)
レッド・カンファレンス(紅組)は神戸製鋼、トヨタ自動車、サントリー、ホワイト・カンファレンス(白組)はヤマハ発動機、リコー、クボタが各組上位4チームによる決勝トーナメント進出を決めた。神戸製鋼は66-37で豊田自動織機を下して5勝1分けとなった。トヨタ自動車はNTTコミュニケーションズを38-36で退けて4勝1分け1敗。サントリーはサニックスに40-18、ヤマハ発動機はキヤノンに52-17で勝ち、ともに5勝1敗とした。決勝トーナメントに進出できるのは紅組の残り1チーム。
神戸製鋼が10トライを奪い決勝トーナメント進出を決めた。ゲームキャプテンのSH日和佐は「神戸らしいテンポの速いアタックができた」と胸を張った。
3試合ぶりに復帰した元ニュージーランド代表のSOカーターが、前半に次々とトライの起点となった。パスと見せかけて前進。急に攻める方向を変えて、ボールをもらい内側のスペースへパス-。右手で相手を抑えてタックルを防ぎ、左手でパスしてトライを演出した。得意のキックでは、難しい角度も含めて7本のゴールキックを全て成功させた。
世界的SOは「毎回防御の動きを見て、スペースへアタックしたい」と言う。CTBアシュリークーパーは何度も突破を見せ、日和佐は好サポートで3トライ。カーターを中心に全選手が躍動した。