復帰の伊調馨、至学館大選手にフォール勝ちで決勝進出

沢葉菜子(右)の攻めをこらえる伊調馨=三島市民体育館(撮影・中田匡峻)
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 「レスリング・全日本女子オープン」(14日、三島市民体育館)

 57キロ級準決勝で、2年ぶりに実戦復帰した五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=が、全日本学生2位の沢葉菜子(至学館大)に4分36秒でフォール勝ちし、決勝に進出した。

 伊調は開始早々に2点を先制されてヒヤリとさせたが、すぐに追いつき、同点で第1ピリオドを終了。第2ピリオドはバックを取って逆転すると、アンクルホールドで追加点を重ねて8-2。さらに、4分過ぎには相手の首と足をクラッチする技を決めて一気にフォールを奪った。

 敗れた沢は「最初に点を取れたのは良かったけど、その後は組み手に対応できなかった」と唇をかんだ。初対戦したレジェンドについて「自分は体力もうまさも上回れていない。さすがだなと思った。(自分と)全然差がある」と振り返った。

 伊調は2位以内に入ったことで、東京五輪の代表選考につながる12月の全日本選手権への出場権を得た。

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