右足じん帯負傷の内村 個人総合出場は予断許さず「傷は治ってる。あとは筋力」
体操の世界選手権(25日開幕・カタール、ドーハ)に出場する男女日本代表が14日、都内で行われた会見に出席した。
リオデジャネイロ五輪以来となる世界大会での団体も行われる東京五輪に向けた重要な一戦。先月25日に右足前距腓じん帯を損傷し、慎重な調整を強いられているエース内村航平(29)=リンガーハット=は、回復状況について「着地はできているが、床と跳馬はまだちょっと。足自体はまったく問題ないし、傷は治ってる。あとは(練習を)やっていない期間に筋力が落ちているので、それがどれだけ早く戻せるか」とした上で、「予想より回復は早いけど、6種目やるならもう少し早くできるようになってほしかったというのはある」と、個人総合出場へは予断を許さない状況であることを明かした。
日本が金メダルを獲得したリオ五輪後に世代交代に成功した中国が力を付けている中、苦戦が予想される今大会。「予選まであと2週間。あとが現地にいって判断する」。大黒柱の回復具合が、日本の命運を握る。