稀勢の里、三番稽古で御嶽海を9勝1敗と圧倒

稀勢の里(左)と連日稽古を行った御嶽海
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 大相撲の秋巡業が18日、大阪府池田市で行われ、横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=は関脇御嶽海(25)=出羽海=を連日の三番稽古相手に指名し、9勝1敗と圧倒した。

 最初の一番、左を封じられ出足一気に寄りきられ敗れたが、その後は落ち着いていた。差し手にこだわらずガッチリ組み止め圧力をかけてねじ伏せた。

 2日で18勝3敗と大関取りを狙う若武者相手にまずまずの調整。前日は「仕上がりがいい。ひとつひとつこなしてしっかりやっていく」と手応えを口にしていた。8場所連続休場から進退を懸けて臨んだ秋場所で10勝を挙げて再起。巡業の土俵でも順調な様子だ。

 御嶽海は「立場に関係なくどこまで横綱を慌てさせるかと思ったけど、(横綱は)強い、重たい。(連日)指名されてうれしい」と感謝した。

 名古屋場所で13勝を挙げて初優勝。先場所は大関取りに失敗したが9勝を挙げ、夢をつなげた。九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)で内容と結果を残せば大関昇進の声が上がる可能性はある。「2桁勝利は最低条件。2桁勝たないとこの先というのがない」と気を引き締めた。

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