高木美帆 500Mで自己ベスト 0・18秒縮める37秒97で2位
「スピードスケート・ジャパン・カップ」(19日、エムウェーブ)
開幕し、女子500メートルでは平昌五輪同種目金メダリストの小平奈緒(32)=相沢病院=が37秒78で1位、1500メートル銀メダリストの高木美帆(24)=日体大助手=が自己ベストの37秒97で2位に入った。女子3000メートルでは団体追い抜き(チームパシュート)で金メダルに輝いた佐藤綾乃(21)=高崎健康福祉大=が7位、高木の姉でマススタート金メダリストの高木菜那(26)=日本電産サンキョー=は後半にスピードを落として23位。男子5000メートルでは日本記録保持者の一戸誠太郎(22)=ANA=が国内最高記録の6分19秒99で優勝した。
試走の意味合いが強い大会で思わずガッツポーズが出た。高木美は、本職ではない500メートルで昨年3月に出した自己ベストを0・18秒縮める37秒97で2位に入った。「久しぶり過ぎてどこまで出るか分からなかった。38秒を切れてよかったです」と笑顔をみせた。
1500メートル以外の距離に取り組むのは、本職で発揮する力を培うため。500メートルではトップスピードを磨き、3000メートルではまとまった滑りを体に染み込ませる。昨年に比べて現在の状態は「5割ぐらい」の中での自己新にも、本職にこだわる姿勢は変わらない。
今季の目標は世界選手権、世界距離別選手権、W杯最終戦での1500メートル出場。「まだ体の使い方を改善したいところがある。シーズンを通していい体に仕上げていきたい」と始まったばかりのシーズンを見据えた。