チェン90・58点で首位 新ルールで減点も「いいスタート」
「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(19日、エバレット)
開幕し、男子ショートプログラム(SP)は世界選手権王者のネーサン・チェン(米国)が4回転フリップでミスをしたが、90・58点でトップに立った。平昌五輪女子代表の宮原知子(20)=関大、坂本花織(18)=シスメックス=や本田真凜(17)=JAL=らが出場する女子のSPは20日(日本時間21日)に行われる。
完璧な演技とはいかなかったチェンだが、地力の違いで首位「ベストではなかったが、いいスタートは切れた」と自らを納得させるように話した。4回転フリップで踏み切りをミスし、回転不足で着氷が乱れた。今季から出来栄え点の幅が7段階から11段階に拡大されたルール改正により、このジャンプは3・07点の減点。マイナス5をつけたジャッジが3人おり、ミスの積み重ねが大きな減点になることが浮き彫りになった。