“真凜スマイル”復活も得点伸びず GPスケートアメリカ
「フィギュアスケート・GPスケートアメリカ」(20日、エバレット)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、16年世界ジュニア選手権女王の本田真凜(17)=JAL=は62・74点で4位発進した。宮原知子(20)=関大=が73・86点で首位。坂本花織(18)=シスメックス=が71・29点で2位につけた。
真っ赤な衣装に髪はおだんごで1つにまとめた本田。2組目の2番滑走で登場すると「今までにないかっこいいダンサンブルな曲」と話していたSP「セブン・ネーション・アーミー」を披露した。
冒頭で3回転ループ-3回転トーループの連続ジャンプを着氷。続くダブルアクセル、後半の3回転フリップとも大きなミスなく降りた。演技後は両手を突き上げてガッツポーズ。“真凜スマイル”を浮かべ、喜びをかみしめた。
しかし得点を確認すると、表情は一変。小さく首をかしげた。原因は回転不足。連続ジャンプと、3回転フリップでいずれも回転が足りていないと採点され、得点が伸びなかった。
それでも3位サモドゥロワ(ロシア)とはわずか1・67点差。日本勢での表彰台独占も十分可能だ。